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さわらび会ニュース

平成29年度新規採用職員研修2日目レポート

講義:感染症について
講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 院長 小橋修

講義のはじめに小橋院長のお薦めするYouTubeで試聴できる、感染症についての動画を受講者の皆さんにご覧頂きました。

講義の際に試聴した動画は以下の3つです。
1.インフルエンザの感染拡大を防ぐために~高齢者介護施設編~
2.実践で学ぶ嘔吐物処理
3.ノロウイルスの基礎知識

どれもわかりやすい内容で、新規採用職員の皆さんも感染症への理解も深くなったと思います。専門的な知識がなくても理解しやすい内容ですので、興味のある方は一度ご視聴なさって下さい。

また、感染症の基本について以下の事をご教授頂きました。
「感染症にかからない」、「感染症を人にうつさない」、「医療従事者は、感染症を持ち込まない、持ち出さない」、「手洗い」、「うがい」、「マスク」、「咳エチケット《公衆衛生》」
これらの事柄が、我々の働く高齢者介護施設における感染対策にとても大切だということです。
また、インフルエンザに感染しても発病しないケース(無症侯感染者)が一定の割合であり、発病はしなくても他人を感染させてしまう恐れがあると述べられました。新規採用職員の皆さんも感染症について正しく理解し、感染拡大防止に努める事が大事と感じられたことでしょう。

講義の終盤には、ターミナル・ケアやユマニチュードについての推薦書籍をご紹介頂き、大変勉強になる講義でした。
(ジュゲム 平松)

 

講義:感染症について
講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 副院長 伊苅弘之

今回は新規採用職員が対象ということで、『認知症を学ぶ時、最初の1時間で知るべきこと』をテーマに、認知症の基礎についての講義をして頂きました。

はじめに「認知症」という用語について、「痴呆」と「認知症」は何が違うのか述べられました。実はこのふたつは全く同じで、言い方、表現が違うだけなのです。

また、認知症というのは、ひとつの状態であり、以下の特徴があると述べられました。
1.記憶や判断力などの認知機能が以前に比べて低下する
2.日常生活で支障がでる
3.体が悪くても似たような状態になるので注意
4.情緒感情面は正常(心は生きている)

『心は生きている』という部分が重要で、健常者に比べ記憶力の劣る、重度の認知症の方でも、「すごく楽しいこと、すごく嬉しいこと」、「すごく嫌だ、すごくつらい、すごく悲しい」という記憶は健常者と同じように長く残ります。では、認知症の方への接し方はどのようにしたら良いのでしょうか。
答えは、さわらび会山本孝之理事長が提唱した『認知症介護の三原則』にあります。

一.いつも暖かい愛情と笑顔で
二.決して叱らず制止せず
三.今、できることをしていただく

福祉村病院には、重症の認知症の方が多くおられます。この三原則は、たいへん有用です。困ったときにはこの三原則に戻って、ケアを考えてみて下さいと述べられていました。

その他には、認知症の種類と特徴、認知症の治療、認知症高齢者のケアの基本について学びました。高度な内容ながら、わかりやすく噛み砕いた説明により新規採用職員の皆さんに認知症の基礎についてしっかり学んで頂けたと思います。
(ジュゲム 平松)

 

講義:社会人としての基本的ルールとビジネスマナー
講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 副院長 山本淑子

社会人としての基本的なルールとビジネスマナーを理解するということで、
1)社会人としての自覚と責任感
2)仕事の取り組み方
3)接遇マナー
についてお話がありました。

1)社会人としての自覚と責任感では
働く意味を考え、何のために働くのか、社会人になったら何が変わるのか。学生と社会人との違い、作業と仕事の違いを知り、会社に入って働くということは会社の看板を背負って働くということについての講義を頂きました。

2)仕事の取り組みでは
社会人に必要な5つの意識として、顧客意識・コスト意識・協力意識・安全意識・
改善意識(PDCAサイクル)について講義を頂きました。

3)接遇マナーでは
第一印象が大切であり、身だしなみ、あいさつ、言葉遣い、電話対応についても重要であるとの講義を頂きました。

おわりに、さわらび会の一員として、さわらび会の理念である「みんなの力でみんなの幸せを」を守るために、いつも笑顔で心ある接遇を実践できるよう、新人職員だけでなく、在職職員と共に社会人としての自覚と責任感をもち、気持ちを新たに職員一同頑張っていきましょうと締めくくられました。
(しろがね 福山)

 

講義:身体障害者福祉について(1)
講師:社会福祉法人さわらび会 障害者支援施設 珠藻荘 施設長 森正比古

障害者とは、大きく分けて身体障害者・知的障害者・精神障害者にわかれ、その要因としては先天性障害や幼児期の病気による障害、後遺障害、事故による障害、これらの重複障害の場合もあることを話されました。
身体障害者の定義と分類では、1)視覚障害、2)聴覚障害・平衡機能障害、
3)音声・言語障害(咀嚼障害を含む)、4)肢体不自由、5)心臓・腎臓・呼吸器・膀胱・
大腸・小腸・免疫等の内部障害の5種類に大別される。最近は内部障害の割合が増加しており、原因として内部障害と認定される器官が増えたこと、もう一つは内部障害の原因となる疾病(糖尿病・心臓病)にかかる人が増えたことが原因だとの説明をされました。
日本の障害者施策の経緯では、
・1945年以前:国家の施策の対象はほぼ傷痍軍人だった
・1945年直後:憲法に福祉が位置づけられ、福祉3法・社会福祉事業法が制定
サービスは、1)行政の措置として提供、2)国の責任により地方公共団体が処理
3)費用は応能負担とされ、民間の社会福祉法人に措置委託という形成の基盤が出来る
・1960年代:福祉年金の支給が開始、身体障害者雇用促進法が制定、精神薄弱者福祉
法が成立、ライシャワー事件、WHOは日本のコロニー化を非難
・1970年代:身体障害者対策基本法が制定、身体障害者雇用促進法の大改正で法定雇用率制度の義務化、盲・ろう学校に続いて養護学校についても義務制、
・1980年代から1990年代前半:国際障害者年・世界行動計画、施設中心の施策に地域福祉を加味する関連法や施策が変更される、三障害の統一、地域福祉に向けた一定の施策が進んだ重要な時期
・1990年代後半から現代まで:交通バリアフリー法、身体障害者補助犬法など建物の交通移動の面での施策に前進あり、1)措置から契約への変更による利用者本位のサービス、2)営利団体を含めた多様な経営主体の導入、3)市場原理を生かした質の向上、4)透明性の確保と公平かつ公正な負担などが強調される支援制度が施行されるが財政破綻を理由に障害者自立支援法が制定
等の出来事が歴史の流れに沿って詳しく説明されました。
障害者の現状と推移では、障害者の人数の報告が有り、特に身体障害者の65歳以上の比率が2/3で非常に高くなっている。また国民のおよそ6%が何らかの障害を有しているとのお話でした。
最後に、障害者支援施設 珠藻荘の利用状況のお話があり、施設入所支援事業利用者
50名の受け入れをしており、安心・安全に生活が送れるように食事・入浴・排泄等の介護を行い、一時的に在宅での介護が困難になった場合等に利用できる短期入所支援(定員4名)も合わせて行っているとのことでした。
(しろがね 福山)

 

 

講義:身体障害者福祉について(2)
講師:社会福祉法人さわらび会 障害福祉サービス事業所 しろがね 施設長 石黒稔

身体障害者の中には、視覚障害、聴覚障害、平衡機能障害、音声・言語・咀嚼障害、
肢体不自由(上肢・下肢・体幹機能)、内部障害(心臓・腎臓・呼吸器・免疫・肝臓、
小腸・膀胱・直腸)の種類が有ることを説明されました。
障害者に関するマークでは10個のマークを示されて、なじみのあるマークやあまり見かけないマークについての解説をされました。(障害者のための国際シンボルマーク、身体障害者標識、聴覚障害者標識、盲人のための国際シンボルマーク、耳マーク、補助犬マーク、オストメートマーク、ハート・プラスマーク、障害者雇用支援マーク、「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク)
身体障害者手帳では、上記障害が永続的にあり、障害程度によって、1~6級に分けられる。また、1種は鉄道に乗車する際、付き添いも半額であり、2種の場合は本人のみが半額である説明をされました。
障害福祉サービス受給者証では、障害区分が1~6の記入があり、障害施設等のサービスを受けるには障害者手帳でなく、受給者証の交付が必要であることも合わせて説明をされました。受給者証の交付には手順があり、利用希望の相談、利用計画案の作成、区分認定調査、認定後に計画案の提出があり、支給決定の後、決定通知書、受給者証が発行され、指定事業所と契約を結び、利用計画の作成と利用計画に基づいて計画を実施という運びになります。
主な障害福祉サービスには、生活介護(常時介護が必要とする障害者で、介護・排泄・食事の介護、機能訓練、創作活動、生産活動の機会を提供)と、療養介護(医療を必要
とする障害者で、常時介護を必要とする障害者に対して、主に昼間に病院や施設で機能訓練、療養上の管理、看護、医学的管理の下の介護、日常生活上の世話を提供)がある。
訪問系のサービス(ヘルパーの派遣事業)には、居宅介護事業、重度訪問介護事業、行動援護事業、同行援護事業がある。
地域の行政機関が定める地域生活支援事業には、日中一時支援事業、異動支援事業、訪問入浴があることを説明されました。
しろがねの説明では、一日の流れを話された後、しろがねの職員の資格と研修への取り組みに触れ、初任者研修・実務者研修・介護福祉士・喀痰吸引等研修・医療的ケア教員講習会・行動援護従事者研修・同行援護従事者研修・社会福祉士・相談支援従事者研修等に力を入れています。
また、しろがねの変遷やしろがねの事業内容についての説明もされ、しろがねでは在宅で生活をする障害のある方々が「生き生きとした生活をおくっていただく」ために、通所による介護事業と訪問によるヘルパー派遣事業の両面からその生活を支えていき、障害者の方々が、自分らしい生き方を生涯にわたって歩んでいただくために、職員自身も自分を磨き、利用者の皆様方と共に成長させていただく道を歩んでいきたいと願っていると締めくられました。
(しろがね 福山)

 

講義:知的障害者福祉について(1)
講師:社会福祉法人さわらび会 障害福祉サービス事業所 明日香 施設長 井川襄

福祉村の障害者施設・制度
障害者支援施設「珠藻荘」         障害者生活支援センター
障害者支援施設「あかね荘」
福祉村障害福祉サービス事業所「しろがね」 障害者居宅介護事業所(ヘルパー派遣)
福祉コンビニ・第二福祉コンビニ      障害者グループホームの運営
24時間相談事業
障害者支援センター(第二)
障害福祉サービス事業所「明日香」     生活介護 就労継続B型支援
障害者居宅介護事業所(ヘルパー派遣)
明日香では、利用者の高齢化と共に、保護者の高齢化の問題があり、福祉村内の相互体制で障害や高齢などの枠を超えて、生活出来るように動くことが必要。また、さわらび会の「福祉村」では、病院や様々な施設が、お互いに助け合いながら「みんなの力でみんなの幸せ」を実現するために、緑豊かな自然環境のなかで、出来る方法を考え取り組んでいる事と、福祉村で働く事になった新人の方に向けて、この野依地域の由来や民話、福祉村内の貴重な自然について紹介されました。
(若菜荘 金子)

 

 

講義:知的障害者福祉について(2)
講師:社会福祉法人さわらび会 グループホーム 管理者 井上幹詞

知的障害者の定義  知的障がいとは、心身の発達期に現れた、生活上の適応障害を伴う知的機能障害のため、医療、教育、福祉等の援助を要する状態。
知能障害の程度   軽度・中度・重度・最重度の4段階
※先天性または早期後天性に知恵の発達が阻害された状態の総称であり、いったん知能が
発達した後、事故等による外傷、老人性の脳の変化により知能低下するものは「認知症」
と呼び、知的障害とは区別される。
共同生活援助事業所(グループホーム)について
障害のある方が地域の中で家庭的な雰囲気の下、共同生活を行う住まいの場。
住居は、住宅地または、住宅地と同程度に利用者の家族や地域住民との交流が確保される
地域で、かつ入所施設(日中及び夜間を通しての支援)や病院の敷地外にあること。
地域活動への参加
地域防災・避難訓練・お祭りへの参加・奉仕活動への参加
今後の課題
親亡き後の利用者の暮らしを守る手段→成年後見制度
利用者の拘りに対する他事業所職員への啓蒙活動特性を理解してもらい住む場所を増やす。
(若菜荘 金子)

 

 

講義:高齢者福祉について(1)
講師:社会福祉法人さわらび会 介護付き有料老人ホーム フェリス福祉村 施設長 長坂敏幸
高齢者保健福祉政策の流れ
1960年代 高齢化率5.7%   1963年  老人福祉法制定
特別養護老人ホーム創設・老人家庭奉仕員法制化
1970年代 高齢化率7.1%   1973年  老人医療費無料化
1980年代 高齢化率9.1%   1982年  老人保健法の制定
1989年  ゴールドプランの策定
1990年代 高齢化率12.0%  1994年  新ゴールドプラン策定
1995年  高齢化率14.5%
2000年代 高齢化率17.3%  2000年  介護保険法施行
2005年  介護保険法の1部改正
介護保険導入の経緯と意義
高齢化の進展に伴い、要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など、介護ニーズは増大。
核家族化の進行、介護する家族の高齢化など、要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる
状況の変化。
高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組み(介護保険)を創設
自立支援   単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をするという事を超えて、高齢
者の自立を支援する事を理念とする。
利用者本位  利用者の選択により、多様な主体から保健医療サービス、福祉サービスを
総合的に受けられる制度
社会保険方式 給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用
地域包括ケア体制の整備
認知症の方の世界を理解
物忘れの辛さ、出来なくなってきた事の悔しさ→不愉快で不安な日々を過ごす事の理解
認知症の方への接し方を学び、認知症の方に共感し、その人のニーズに合ったケアを行う。
介護の「割れ窓」は、言葉遣いから始まる。
言葉が乱れる事で知らず知らずに利用者に対する慣れや惰性による心遣いの乱れが出る。
言葉が変われば心が変わる→心が変われば態度が変わる→態度が変われば自分が変わる。
(若菜荘 金子)

 

 

講義:高齢者福祉について(2)
講師:社会福祉法人さわらび会 軽費老人ホーム 若菜荘 施設長 村田智

地域包括システムの5つの構成要素と「自助・互助・共助・公助」
高齢者の尊厳の保持と自立生活支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で生活を継続する事が出来るような包括的な支援・サービス提供体制の構築を目指す「地域包括ケアシステム」。
自助   自分の事は自分でする・自らの健康管理
互助   ボランティア活動・住民組織の活動
共助   介護保険に代表される社会保険制度及びサービス
公助   一般財源による高齢者福祉事業・生活保護・人権擁護・虐待対策
重度な要介護状態態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることが出来る様に、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括システムの構築の実現
「地域共生社会」の現実に向けて
制度・分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が「我が事」として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えて「丸ごと」つながる事で、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をもとに創っていく社会
改革の背景と方向性
個人や世帯の抱える複合的課題などへの包括的な支援
人口減少に対応する、分野をまたがる総合的サービス提供の支援
住民の主体的な支え合いを育み、暮らしに安心感と生きがいを生み出す。
地域の資源を活かし、暮らしと地域社会に豊かさを生み出す
(若菜荘 金子)

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