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さわらび会ニュース

平成30年度新規採用職員研修2日目レポート@さわらび会

講義:感染症から見た老年医療
講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 院長 小橋修

この時間では、人間が終末期に至るまでの過程と、老化に伴う身体機能の変化についてご講義いただきました。
終末期に至る過程の説明では、日本と欧米の介護スタンスの違いについて言及がありました。欧米では日本以上に自立を優先するため、自力で栄養補給ができなくなった方への介護は日本ほど手厚くはなく、亡くなるまでの時間は短い傾向にあるとのことでした。
後半では身体機能が低下する要因と、周囲の人間はどのようにして本人の異常に気づけるようにするかということについてご講義いただきました。
まとめとして、予防においては高齢者の発する僅かなサインを見逃さないこと、治療においては周囲の人間の支えが重要であるとのことでした。
(フェリス福祉村 瀧崎)

 

 

講義:社会人としての基本的ルールとビジネスマナー
講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 副院長 山本淑子

この時間では、社会人としての心構えや接遇マナーについてご講義いただきました。
社会人として働くには、自分が組織の一員であるという意識を持ち、チームワークを大切にすることが重要であるとのことでした。
接遇マナーについてのお話では、第一印象は3秒で決まり、それを決定づける情報は主に視覚から得られるため、身だしなみを整えることが重要であるとのことでした。
また、返事は明確にハッキリとすること、主観や思い付きからの返事をすることは慎むことの2点を強く訴えられていました。
(フェリス福祉村 瀧崎)

 

 

講義:身体障害者福祉について(1)
講師:社会福祉法人さわらび会 珠藻荘 施設長 森正比古

障害者基本法に沿って、障害者の定義、地域社会における共生、差別の禁止、国民の理解・責務、法制上の措置、国や地方自治体がすべき事を学びました。在宅の身体・知的・精神障害者の数の推移をグラフで教わり、戦前から現在までの日本の障害者施策の歴史を知ることができました。また、障害者総合支援法の基本理念を学び、国の財政も関係はしていますが、「措置」という命令から、「契約」という希望へと変化し、障害者やその家族本位のサービスが必要とされている中で、
珠藻荘の施設慨要を聞きながら、さわらび会の目的・役割を再認識いたしました。
(フェリス福祉村 清水)

 

 

講義:組織活動の理解
講師:社会福祉法人さわらび会 さわらび荘 施設長 太田育郎

この時間では組織人としての意識や組織マネジメントについてご講義いただきました。
組織人としての基本意識としては、常に顧客のニーズに目を向け、それに見合ったサービスを提供するという顧客意識を持つこと、いつも同じことをしていてはいけないという改善意識を持つことが重要であるとのことでした。
マネジメントについては、どのように目標を設定して、その達成までの道筋をつけるかということを実例を交えながらご講義いただきました。
まとめとして、これらのことは各自の中に答えがあるはずであり、難しく考える必要はないということを話されていました。
(フェリス福祉村 瀧崎)

 

 

講義:身体障害者福祉について(2)
講師:社会福祉法人さわらび会 しろがね 施設長 石黒稔

この時間では、まず障害者に関する標識やマークを勉強しました。一度は見た事のあるマークですが見過ごしてしまっていて、今回で再認識することができました。豊橋市民の3.1%の方が障害者手帖を持っていることや、障害者の方に合ったそれぞれ個々の車椅子の種類がある事も知りました。医療的ケアが必要な障害者が増えている中で、ヘルパー派遣などの訪問系サービス事業、日中一時支援・移動支援・訪問入浴の地域生活支援事業など、さわらび会の地域貢献、しろがね・明日香・珠藻荘の障害者に対する役割を学びました。
(フェリス福祉村 清水)

 

 

講義:知的障害者福祉について
講師:社会福祉法人さわらび会 明日香 施設長 井上幹詞

この講義では、知的障害・発達障害・自閉症・ダウン症・統合失調症などの障害の種類、特性、その対応を学びました。私たちが知識を深め、障害者やその家族にもっと寄り添う
ことの大事さを感じました。障害者総合支援法をあらためて学び、障害者支援区分を用い、
福祉サービスを一元化すること、福祉サービスの必要度を明らかにするために、利用の手続きや基準の明確化を図っていることを理解しました。終わりに、障害福祉サービス事業所明日香と共同生活援助事業所明日香ホームの概要説明をしていただき、ご利用者様やご家族様の目線に立ち、「みんなの力でみんなの幸せを」を実現できるよう、研修参加者が全員で再確認できました。
(フェリス福祉村 清水)

 

 

講義:高齢者福祉について(1)
講師:社会福祉法人さわらび会 若菜荘 施設長 山田和史

高齢者を支える制度についてのお話がありました。
・福祉:昭和38年に老人福祉法ができ、高齢者が長年にわたって社会の進展に寄与してきた方々であるとともに、豊富な知識と経験を有していることから敬愛され、生きがいを持って健康で安心した生活を送ることが出来るよう、社会全体で支えていくとし、平成2年には、福祉サービスは市町村において実施するとする体制整備ができました。
・介護:介護保険法は加齢に伴って生ずる疾病等により要介護状態となった者等が尊厳を保持し、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、国民の共同連帯の理念に基づき、必要な保険・医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うことを目的とする法律で、それまでの措置制度から、入りたいところが選べる契約制度に変わりました。
・医療:高齢者の医療の確保に関する法律で、平成18年に老人保健法を改正し、後期高齢者医療制度が始まりました。また、医療・介護総合確保推進法では、平成26年に地域包括ケアの構想ができ、住み慣れた地域で、医療も介護も連携を図って提供していくというものです。
・雇用:高齢者等の雇用の安定等に関する法律で、少子高齢化の時代であり、高齢者の安定した雇用の確保、再就職の推進によって、社会の発展の為に寄与していただきたいとするものです。
・住まい:高齢者の住居の安定確保に関する法律があり、サービス付き高齢者住宅がそれにあたり、バリアフリー化が条件で、見守り・生活相談が主となっております。
・年金:厚生年金保険法、国民年金保険法
・福祉用具:福祉用具の研究開発及び普及の促進に関する法律
日常の生活がしやすいように、多種多様な福祉用具が開発されています。
・虐待:高齢者の虐待、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律
身体的に危害を加える身体的虐待、介護放棄、心理的な虐待、性的虐待、経済的虐待等があります。これらを防ぐために認知症高齢者の権利侵害予防対策として、成年後見制度や日常生活自立支援事業(社会福祉協議会)があります。
・移動:高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー法)で、高齢者や障害者等の移動上及び施設の利用上の利便性、安全性の向上の促進を図り、公共の福祉の増進に資することを目的とした法律で従来の交通バリア法とハートビル法を一本化し、旅客施設、特定建築物(学校、病院、劇場、ホテル、老人ホーム等)、建築物特定施設(出入口、廊下、階段、エレベーター、便所、敷地内の通路等)などについて、高齢者や障害者等が移動等を円滑に行えるようにするための基準が定められています。(しろがね 福山)

 

講義:高齢者福祉について(2)
講師:社会福祉法人さわらび会 フェリス福祉村 施設長 長坂敏幸

高齢者保険福祉政策の流れについてのお話がありました。
・1960年代 高齢化率5.7%  1963年 老人福祉法制定
特別養護老人ホーム創設・老人家庭奉仕員法制化
・1970年代 高齢化率7.1%  1973年 老人医療無料化
・1980年代 高齢化率9.1%  1982年 老人保健法の制定
1980年 ゴールドプランの策定
・1990年代 高齢化率12.0% 1994年 新ゴールドプランの策定
1995年 高齢化率14.5%
・2000年代 高齢化率17.3% 2000年 介護保険法施行
2005年 介護保険法一部改正
介護保険導入の経緯と意義では、高齢化の進展に伴い、要介護高齢者の増加、介護期間の長期化など介護ニーズは増大し、一方で核家族化の進行、介護する家族の高齢化など、要介護高齢者を支えてきた家族をめぐる状況が変化し、そこで高齢者の介護を社会全体で支え合う仕組み(介護保険)を創設。それは、高齢者の自立の支援を理念とし、利用者本人の選択による利用者本位の制度で、給付と負担の関係が明確な社会保険方式を採用しているのが特徴です。
また、サービスを利用するためには、申請・訪問調査・認定審査会・結果通知の流れに沿って進みます。地域包括ケア体制の整備では、高齢者が住み慣れた地域で、安心してその人らしい生活を維持するため、高齢者のニーズや状態の変化に応じて、切れ目なく必要なサービスが提供される体制を整備することが大切であるとしています。
認知症の方への良い接し方として、①本人の感じている世界を理解し受け入れる ②本人にとってストレスのない環境(人間関係)づくり ③にこやかな表情、明るい笑顔、楽しそうな雰囲気(ミラーニューロンシステム) ④本人が満足納得するような対応が大切であるとお話されました。
最後に、介護の「割れ窓理論」の話をされ、言葉遣いが変われば心が変わり、心が変われば態度が変わり、態度が変われば自分が変わる。また、マザーテレサの言葉も引用され、思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。習慣に気をつけなさい、それはいつか人格になるから。人格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから、と締めくくられました。
(しろがね 福山)

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