10月2日 さわらび大学レポート
10月2日 さわらび大学レポート
日時 :平成27年10月2日(金曜日)
会場 :第二さわらび荘ふれあいホール
○講義1 「感染症について」
講師 福祉村病院 院長 小橋修氏
今回は高齢者の感染症、インフルエンザ予防対策、ノロウイルス予防、嘔吐物処理法についての講習会でした。
インフルエンザは空気が乾燥する冬場に注意すること、手洗をしっかりすることです。感染対策として、手洗い、マスク(うがい)、消毒(清掃)、咳エチケットが挙げられます。一回のくしゃみで200万個、咳で10万個のウイルスがばら撒かれます。
特に高齢者は感染症にかかり易く、治りにくく、重症化しやすいと言われます。
新型インフルエンザは、A型インフルエンザが変異して人から人に移ります。
まだ発生してないので免疫を持っていない私たちの生活をおびやかす可能性があります。特に高齢者は感染症にかかり易く、治りにくく、重症化しやすいと言われます。
マスクをつけずに咳(せき)やくしゃみをしている人のそばにいると、そのしぶきを吸い込んで感染する可能性があります。ですから、流行している時期あるいは地域では、人込みには行かないことが感染予防の基本だと考えてください。
すべての人は感染源となるので、高齢者の介護、看護には手を洗い、マスクの着用を励行し、病原微生物をもちこまない、持ち出さない、思いやりの心で接し、ちょっとした咳を、くしゃみと思わないで「咳エチケット」の忘れないことです。
今回の講義で、感染症についての理解を深めることが出来たとともに感染症に負けない、健康な人生が送れるよう心配りをするよう心掛けたいと思いました。
(福祉村病院 松本)
○講義2 「知的障害について」
講師 あかね荘 障害者生活支援センター センター長 石川正敏氏
今回は知的障害の程度と症状などについてお話ししていただきました。
知的障害とは発達期までに生じた知的機能の障害のことで、程度は知能指数(IQ)によって認定されます。程度は軽度・中度・重度にわけられ、障害者手帳も受けられる福祉サービスも支援も異なるそうです。
症状としては自閉症・ダウン症・てんかんなどがあり、症状ごとに対人関係の障害や趣味や行動のかたよりなど特色があります。
障害を持った方へ気を付けなければいけないこととして、その人にあったケアやサービスを提供していくことが大切であり、本人が落ち着いて過ごせる環境づくりが必要であることを教えていただきました。
福祉村では珠藻荘・あかね荘・明日香・しろがねを運営していますが、入所施設の玉藻荘・あかね荘、在宅支援の明日香・しろがねと施設ごとに特色があります。生涯にわたる生活の支援や自立に伴う就労支援など課題もありますが、利用される方にあった施設や支援を選択し利用して頂けたらと思いました。
今回の講義で障害者への理解を深めることが出来たとともに障害者にとって暮らしやすい社会づくりが進んでいけばいいなと思いました。
(福祉村病院 外山)