9月8日 さわらび大学レポート

9月8日 さわらび大学レポート

日時:平成28年9月8日  13:30~14:40
会場:第二さわらび荘 ふれあいホール

○講義1「通所サービス施設での活動運動」
   ~メタボリック・シンドロームとフレイルの予防について~

講師:福祉村老人保健施設ジュゲム

リハビリテーション部長・理学療法士 西村公彦氏

 まず昨今地域包括ケアシステムとして住み慣れた地域で暮らしていけるよう地域の方で高齢の方を支えていくことが重要視されていることを説明してくださいました。その中でジュゲムでは「通所サービス」を行っており現在20名弱の方が利用されています。ジュゲムでのモットーは「楽しく過ごす」で、笑顔で過ごせるようスタッフが様々な工夫をしています。
 最近はスマホひとつでなんでもできる時代となり運動不足になりがちです。運動不足は健康寿命を短くし運動機能も低下させます。通常はあまり行われていない裁縫やハサミを使った工作などを行っています。利用者様が得意とすることで楽しく頭と体を動かしていただいており、その際はスタッフが見守り安全に努めているそうです。
 今回の講義の中で「寿命」ではなく「健康寿命」を大切にし、日々の暮らしの中で楽しみを見つけること、人と関わり刺激を受けること、自ら動き運動不足を防ぐことが大切だと思いました。市内には120ヶ所ほどの通所サービスがあり、個性も様々です。利用する方にあったサービスを見つけてぜひ利用していただきたいと思いました。

○講義2「おばさん脳を鍛える!」脳トレーニング

講師:福祉村地域包括支援センター

社会福祉士・精神保健福祉士 居澤知佳氏

 まず、「おばさん脳」とは何でしょうか?
買い物に行ったとき目的と違うものを買っていませんか?
グチが多くなっていませんか?TVとおしゃべりしていませんか?
当てはまる方は脳がおばさん化しているかもしれません。人は30代を過ぎると無意識のうちにおばさん脳化している場合があるそうです。おばさん脳は前頭葉の機能が落ちることで起こる現象で、反社会的思考が強くなったり、欲望が抑えられなくなったりします。これは女性だけに起きるものではなく男性にも起きる現象です。

 おばさん脳にならないためには前頭葉をトレーニングすることが有効です。食事からDHAやEPAを摂取したり全身運動をすることも大切ですが、今回は座ったままでできる指のトレーニングを教えていただきました。
 グーパー体操・とんとんすりすり・みみずのたいそうなど皆さん笑いながらとても楽しそうにチャレンジされていました。このトレーニングはできなくてもチャレンジすることが大切です。ぜひチャレンジしてみてください。


         (福祉村病院 外山)