平成25年11月6日(水)法人研修「防災について」

平成25年11月6日(水)法人研修「防災について」

開催日時:平成25年11月6日(水)14:00~16:00

会場  :第二さわらび荘ふれあいホール

講義名 :【南海トラフ巨大地震発生に備えて今すべきこと!できること!】

講師  :豊橋市役所 防災危機管理課 主幹 大野忠司様

講義名 :【命を守る家づくり】

講師  :豊橋市役所 建設部建築指導課 課長補佐 前田隆男様

防災についての二段編成の講義に、医療法人さわらび会から10名、社会福祉法人さわらび会から35名の方が参加されました。

1、南海トラフ巨大地震発生に備えて今すべきこと!できること!

地震についての基礎知識として、日本における地震の発生頻度、場所等を学び、過去の地震災害の知識を知ることから始まりました。

豊橋市は、『地震への対策強化・対策推進地域』、『東海地震に係る「地震防災対策強化地域」』、『東南海・南海地震防災対策推進地域』に指定されており、南海トラフ巨大地震を想定した場合、市域の7割が震度7の激しい揺れに襲われると言われています。同時に、津波も19mと予測されています。

これらの地震の被害を知ることで、その被害を最小限に抑える具体的な対策を学びました。同時に、地域による防災コミュニティの形成の重要さを理解することもでき、災害対策の準備の必要性を感じることの出来る講義となりました。

2、命を守る家づくり

前半の講義で得た地震の知識の応用を学び、耐震の重要性を中心とした講義展開となりました。

昭和56年6月1日に建築基準法の改正が行なわれ、耐震に関する考え方が大幅に変更されました。それに対する豊橋市の対応を学ぶことで、震災時の耐震性の重要さを知ることが出来ました。

建物だけではなく、屋内における家具固定の重要性を同時に学び、自助の大切さを理解することができました。

両講義を通して、震災時の対応を多面的に学ぶことが出来ました。大切なことは、災害が起きてから対応することではなく、起きる前に対策を考えておくことです。日ごろから防災に対する意識を高めることで、災害時には迅速な対応が行なえます。そのためにはまず、自分自身の周りから変えていくことが必要だと感じました。

(第二さわらび荘 新井)