平成26年度さわらび会新規採用職員研修2日目@さわらび会

平成26年度さわらび会新規採用職員研修2日目@さわらび会

日時:平成26年3月25日(火)9:00~18:00

場所:福祉村病院1階 大会議室

平成26年度に入社された、新規採用職員の研修を実施しました。

研修は全4日間を予定しており、

2日目は以下の日程で行われました。

9:00~ 講義「老年医学について」 講師:山本孝之理事長

10:15~ 講義「感染症について」 講師:小橋修院長(福祉村病院)

11:30~ 講義「高齢者福祉について(1)」 講師:長坂敏幸施設長(カサデヴェルデ)

13:15~ 講義「高齢者福祉について(2)」 講師:朴太元施設長(若菜荘)

14:00~ 講義「身体障害者福祉について」 講師:眞河初紀施設長(珠藻荘)

15:00~ 講義「知的障害者福祉について」 講師:井上幹詞管理者(グループホーム)

16:30~ 講義「組織活動の理解」 講師:太田育郎施設長(さわらび荘)

17:30~ 「研修の振り返り及びオリエンテーション」 担当:さわらび会研修委員

    

山本孝之理事長の講義「老年医学について」では、老化・高齢者疾病の特徴・高齢者の介護の3つのポイントを中心に講義が進み、老化の進行には個人差があり、複数の無自覚性の慢性病を持っていることが多いなどの、とても印象的な内容でした。また生活習慣(食生活等)とも密接な関係があるため、研修参加者の皆さんにとっても決して他人事ではなく、とても興味深い講義でした。

小橋修院長の講義「感染症について」では、インフルエンザを例に、流行の不規則性や感染拡大の仕組みについて述べられました。印象的な事例として、インフルエンザに感染しても発病しないケース(無症侯感染者)が一定の割合であったり、発病はしなくても他人を感染させてしまう恐れがあると述べられました。正しく理解し、感染拡大防止に努める事が大事であると思いました。

長坂敏幸施設長の講義「高齢者福祉について(1)」では、介護保険制度導入の経緯や要介護認定のしくみ、介護保険施行後10年が経過した今の課題や認知症の特徴についてなど、介護保険制度を取り巻く環境を、順を追って述べられました。

朴太元施設長の講義「高齢者福祉について(2)」では、さわらび会が有するほぼ全ての種類の老人ホームについて述べられました。大きく分けて3つのサービスがあり[1.老人ホーム(施設入所)、2.在宅系高齢者福祉サービス(デイサービス等)、3.相談窓口)]、さわらび会がこれらを網羅していることからも、サービスの充実を再認識することができました。

眞河初紀施設長の講義「身体障害者福祉について」では、珠藻荘を例にあげて講義を進められ、特に身体能力を維持するためにリハビリをしっかりと取り組む必要性を力強く述べられていました。また、サービスを利用されている皆さんは判断能力がしっかりとされているが、認知症などを患うことにより介護度が上がるなど、身体障害施設特有の事情も述べられました。

井上幹詞施設長の講義「知的障害者福祉について」では、知的障害の判断基準(A~C判定)や、さわらび会が有する知的障害者事業を例にあげて講義が進められ、福祉村内だけでなく、市内や近隣市町村とも連携をしながら、知的障害を持つ利用者の皆さんが自分らしく生きるための支援を展開している事を述べられました。

太田育郎施設長の講義「組織活動の理解」では、「福祉職の専門性についての基礎的学習」と「さわらび会の一員として、いかにあるべきか」をテーマに講義が進められました。組織の一員として、チームワークや、専門性を高めたり資格を取得するなどの自己研鑽、さらにさわらび会の外に目を向ける広い視野(社会や地域との関わり)等が必要であると述べられました。

最後に、1日目同様さわらび会研修委員より、本日の研修の振り替えりのオリエンテーションを行いました。専門性の非常に高い研修内容であった為か、研修に参加をされた皆さんの表情がとても凛々しく感じました。(あかね荘 白井)