平成26年12月9日(火)院内研修「感染症」

平成26年12月9日(火)院内研修「感染症」

日時:平成26年12月9日(火)14:30~15:30

場所:福祉村病院 大会議室

講師:医療法人さわらび会 福祉村病院 院長 小橋 修 様

全職員を対象に「感染症」についての院内研修を行いました。

感染症と一口に言っても、インフルエンザ・ノロ・結核など、病原体によって症例は様々です。寒気や乾燥によって病気になりやすいこれからの時期、感染症の予防対策は非常に重要になります。特に高齢者の方は感染しやすく、また治りにくいため、看護・介護の際は病原菌を持ち込まないように細心の注意を払う必要があります。

しかし口腔内に存在する微生物も感染源になることがあります。口腔内の汚れから増殖した細菌が誤嚥をきっかけに肺へ侵入し、肺炎を引き起こします。肺炎は日本人の死亡原因の第3位であり、肺炎で亡くなる方の多くが高齢者の方です。また口腔内だけでなく、排尿や排便が上手くいかなかったり、身体の清潔さを保てなかったりすれば、感染症にかかる危険性は高まります。

感染症の予防にはワクチンが有効ですが、ワクチンだけなく、身体を清潔に保つことが大切です。これからの季節、感染症にかかる危険性も高まりますが、しっかりと予防対策を行い、病原体を持ち込まないこと、持ち出さないことを意識していきたいと思います。(福祉村病院 宮嶋)